ひとりごと
〜2006.June〜

さようなら、またあした。

(100s「またあした」より)



6.12.mon

Say Hello to Max Weber! は、今から約5年半前、
2000年10月10日にオープンしました。
当時、茶有は大学3年生でした。




振り返ってみればあれから5年半。
自分にとっては、まさに激動の5年半でした。







出口の見えない状況下で、最後まで悩み続けた就職活動。


>そんなこんなでどうでもよくなってきた頃に結果はやってきて、
>(…)また忘れかけてたその企業への情熱を掘り起こしていくのです。
>ヤル気の焼畑農業。

(2001年3月8日)








今から考えると、こっ恥ずかしいことこの上ない卒業論文。


>おかげで、「資本主義」「消費社会」「文化融合」といった言葉に
>限っては、ブラインドタッチできるようになりました(笑)。

(2002年1月28日)








卒業旅行。初めての海外一人旅。


>カウンターのお姉さん:Can you speak English well?
>私:(自信満々に) No !!

(特別編 2002年3月6日)








そして、就職。
今となっては「自分がサラリーマンであったこと」自体が遠い過去のように
感じられるのですが、でもあの当時は、怒涛のごとく襲い掛かってくる
目の前の仕事をこなすのに、とにかく必死でした。




仕事も自分の精神状態も、だんだんとパンク状態になっていって。
もう何がなんだか分からず職場や仕事に恐怖を感じるようになって。


>そして、人間本当の恐怖に直面すると、
>自分の意思とは関係無く身体が勝手に指示を出すのでした。
>
>
>(…)死ぬのは嫌だけど、ホーム上での接触事故なら、
>入院してそのまま仕事も辞められるかなとか考えて、
>(ちょっと当たっただけでも、弾き飛ばされて結構な怪我をするらしい)
>日暮里駅のホームで入ってきた電車に手を伸ばしてみたり。

(2002年11月10日)





もちろん自分にとって必要な経験だったと思うし、
あの1年があったから、今の自分があると思ってます。
でも地獄のようだった中学校での3年間と並んで、
会社員やってたあの1年間、あの時感じた恐怖は、
正直、もう二度と経験したくはありません。







そして、退社。
体調が戻ったら、すぐに大学院受験。奇跡の合格。


>精神的にも、実力的にも、高校入試.大学入試.就職面接のどの時よりも
>余裕のない状況で、試験に際してここまで絶望的になったのは、
>正直はじめてでした。

(2003年9月10日)








大学院に入るまでの半年間は、できれば最初で最後にしたいフリーター期間。
でもこの半年は本当に楽しかった。あっけない幕切れだったけれど(笑)。


>店長「あ、茶有さん、実はこの店、なくなるんですよ」
>
>
>茶有「…は?」

(2004年1月14日)








そして大学院入学。周りの院生のあまりの頭のよさに、愕然。
与えられた課題をひたすらこなし続ける毎日。


>…海があったら沈みたい(笑)。

(2004年5月27日)








そして、あっという間に修士論文の執筆へ。
約半年をかけて原稿用紙700枚を書く、超長期戦でした。
ひたすら考え、ひたすら調べ、ひたすら書く。ひたすら知的格闘技な半年間。


>自分が見出したいと思っている「何か(=社会)」とは、何なんだろう?

(2006年3月26日)








こうやってこれまでのニッキを見てみると、結局5年半の間に、
大学生→社会人→フリーター→大学院生と環境が変わってきた訳ですね。




今から考えると、何かものすごくローリングストーンな
5年半だった気がします。流れるままに身を任せてきたら、
気がつけばこんなところにいた、という。




これから5年半後、私はどこで、何をしているのでしょうか。
願わくば、もう少し安定した生活を送ってますように(笑)。








でも、この5年間を何とか「生き抜いて」(まさしくこの表現がぴったり)
くることができたのは、周囲で支えてくれた人がいたからだと思ってます。
皆さんには、本当に感謝してます。




なかなか会えない人もたくさんいたけれど、このサイトを通して、
皆さんといっぱい会話をすることができました。直接やり取りする
ことができなくても、いつも頭の中に皆さんの顔を思い浮かべながら、
日々考えたことを書き連ねてきました。




伝えたいことがある、とは、伝えたい人がいる、ということです。
5年半もの間、このニッキを書き続けることができたのは、
自分の考えを伝えたい、自分のことを知って欲しいと思う人が、
身近にいたからに他なりません。
そして私はこのことを、この上なく幸せなことだと思ってます。







Say Hello to Max Weber! は、今日をもって更新を終了します。
でもそれは、「伝えたいこと」がなくなったことを意味しません。
「伝えたい人」がいる限り、自分は考え続けるし、伝え続けるつもりです。




5年半もの間、そしてこれからもたぶん変わらず自分勝手な
茶有ですが、もしよければ、もう少しだけ戯言にお付き合い
いただければ、これほど嬉しいことはありません。







いままで、どうもありがとう。
これからも、どうぞよろしく。












6.8 thu.

掲示板などでお知らせしている通り、当サイト、
Say Hello to Max Weber!は、来る6月12日(月)をもって更新を停止し、
以後のニッキは新しく立ち上げるブログに掲載させていただきます。




5年半も続けてきたこのサイトに愛着が無くなった訳では
ないのですが、この5年半の間に、自分も周りの環境も変わりすぎて
しまったので、ここらで心機一転、「研究者(見習い)・茶有」として、
イチから出直してみようかと思ったのでした。
決してHTMLベタ打ちが面倒くさくなったからではありません(笑)。




とはいえ、茶有が研究者(見習い)として書けることなど
たかが知れているので、結局はこのSHMWのニッキとほとんど同じ
スタイルになるんじゃなかろうか、と思ってはいますが。
いいんです。中身より外見、質より量(笑)。







さて、村上氏の逮捕劇とか、最近講談社から発刊された雑誌、
「萌え世代のモブカルチャーマガジン・メカビ」についてとか、
書きたいことはいろいろたまっているのですが、そういった
極めて社会派(?)なネタは新ブログのために取っとくことにして、
当SHMW!では、最後までどーでもいいネタにこだわりたいと思います。







五月末から昨日にかけて、茶有のメールボックスに、
洋子さんという方からのメールが四通続けて届きました。
もちろん、全てのメールに対して、私から洋子さんへは
一切返信していません。




<1通目>


送信日時 : Sun, 28 May 2006 17:35:24
差出人 : cyancayn666pinpin@green.livedoor.com
宛先 : ×××@hotmail.com
件名 : 同じ職場で働いていた洋子です。


私の事を覚えていますか?でも、8年前の話ですし、
あまり話もしなかったので記憶に無いかもしれませんが…。
同僚の斉藤さんから雄二さんのアドレスが×××@hotmail.com
だと聞き、いきなりメールしました。


それで、今更の告白なんですが、雄二さんの事がずっと好きでした。
でも、私は結婚していましたし、困惑させたくないと言う思いで声を
かけないままになってしまいました。じゃぁ何故メールをしたかと
言うと、実は離婚したんです。先月ですが。


都合の良い考えは雄二さんを傷つけるとは思ったんですけど
8年間思い続けてたので…メールしたい衝動を抑えられませんでした。


雄二さんは生真面目で、素朴で、そんな雰囲気に惹かれました。
でも、当時の私は主人に不満もあってか、浮気したり遊びまくって
いたので…。雄二さんとは釣りあわないと思って押さえていました。
でも、雄二さんを好きな思いは今でも変わりません。この人なら
心から真剣に愛せるかなって。


当時は、どんなに真剣な気持ちでも不倫にしかなりえなかった
のですが、今の私なら、受け入れてもらえるかと思って、
勇気を出して告白します。


私の、8年間の思いを、真剣な気持ちを受けとってください。
私は引っ越してはいないので、以前と同じ501号室に住んでいます。
携帯はご存知無いはずですので、連絡頂けたら教えます。


お忙しいとは思いますけど、時間のある時でかまいませんので
お返事ください。本心は早くお返事いただきたいのですが…。
心よりお待ちしていますね。





<2通目>


差出人 : cyancayn666pinpin@green.livedoor.com
送信日時 : 2006年6月6日 6:57:04
宛先 : ×××@hotmail.com
件名 : 雄二さんの事でメールした洋子です。


何のメールだろうと、思われたでしょうが…。
ごめんなさい、アドレスを間違えてメールをしたみたいなんです。
本当にごめんなさい。
教えてもらったアドレスが違っていたようです。
×××@hotmail.comはあなたのアドレスですものね?
本当に申し訳ありません。。
削除して下さい。


失礼します。





<3通目>


差出人 : cyancayn666pinpin@green.livedoor.com
送信日時 : 2006年6月6日 16:32:51
宛先 : ×××@hotmail.com
件名 : 度々のメールでごめんなさい。洋子です。


しつこくメールをしてしまってごめんなさい。


雄二さんと言う男性に8年間に思いを寄せていたのですが…。
アドレスも違っていた事で、連絡の手段も無くなってしまいました。


これは、そういう運命なのだと思い、彼の事は諦めたんですが。
離婚したばかりで、独身の今の私には心の支えが無くって…。


これも何かの縁だと思い、私と友達になってくれませんか?
ご迷惑になるのは嫌なので、無理にとは言いません。


ですが、前のメールで私自信の事を知られしまった事が恥かしくて…。
このまま引くに引けなくて。離婚の原因は私の浮気ですし。
お見合だったので、流されて結婚してしまったのもあって、
主人に対して不満は多かったんです。
主人に内緒で8年間浮気を重ねてきました。


今では年齢的にそこまで活発でも無いですし、出会いもありませんし。
こんなメールですら運命だと思ってしまう程、淋しい現状にあります。


私としては、お友達になれたのであれば、会う事を前提として
メールしたいです。異性だと思えば尚更なのが本心です。
もちろん、すぐに会うのは何かと不安でしょうから、
将来的にはと言う考えですが。


可能であれば、どちらにお住まいか教えて下さい。県とか市で
かまわないので。近所だったり、お会いするのに可狽ネ場所でしたら
お返事したいと思ってますから。
それでは、お待ちしています。





<4通目>


差出人 : cyancayn666pinpin@green.livedoor.com
送信日時 : 2006年6月7日 17:52:07
宛先 : ×××@hotmail.com
件名 : すぐにお返事出来なくてごめんなさいね。


洋子です。
私の家にはパソコンが無いので、漫画喫茶からメールしているんです。
仕事の都合もあって、不定期なお返事でごめんなさい。
本当はじっくりと色んなお話しがしたのですが。
なので、私の事をまとめて詳しく書きます。


年齢は、33歳。派遣の仕事をしています。8年前まではモデル、
コンパニオン、少しだけタレント活動もしていました。
25歳の時に、交通事故で足を怪我してしまい、後遺症が出て
しまって…。デスクワーク以外できなくなってしまいました。
そこまで支障をきたす程では無いので、日常生活は問題ありませんが
走ったり等、激しい運動はできないんです。


独り身で唯一困るとしたら、お風呂やトイレです。
人に支えてもらえたら簡単なんですが、独りなので
家の各所に手摺りを設置してなんとかしてます。


暗い話でごめんなさいね。
話しは変わりますけど、写真を送りたかったのですが、
漫画喫茶から送れなかったのでまぁ、想像してください(笑)


よく言われるのは伊藤美咲です。でも、雰囲気だけで
似ている訳ではありませんよ。デスクワークだと下半身が
太ってしまうと聞いて、トレーニングは欠かしていないので
当時のプロポーションは保っています。
身長は162cm、B89、W55、H88です。
8年前と変わっていないのが自慢です。


誘惑している訳ではありませんよ。
受け取り方はおまかせしますが…。


また時間が出来たらメールしますね。




<誤字・脱字については原文ママ。ただし転載に当って
 適宜改行。強調は引用者による。>








さてこの洋子さんという方、まとめると、こんな女性みたいです。




年齢:33歳
職業:派遣社員
プロポーション:身長162cm, B89, W55, H88
似ている芸能人:伊藤美咲




8年前(25歳)までモデル、コンパニオン、タレント活動などを
行っていたが、交通事故の後遺症により派遣社員に。
仕事内容はデスクワークだが、どうやら平日の午前6:57に
漫画喫茶からメールしなければならないほど不規則な仕事らしい。


(でも日によっては、平日の16:32に漫画喫茶にいることもある。
デスクワークとのことなので、外回り中に立ち寄った訳でもない。
確かに不規則な仕事ではある。)




モデルをしていた頃に「流されてお見合い結婚」するものの、
「浮気したり遊びまくって」いた。一方で、ほぼ同時進行で
(おそらくモデル事務所の)同僚・雄二さんに想いを寄せるように。
が、雄二さんを慕い始めた直後、事故によりモデル事務所を退職。




それから「家の各所に手摺りをつけなければ生活できない」ほどの
後遺症と闘いつつ、壮絶なまでに不規則な派遣業務をこなし、
家では主婦業を行い、浮気も続けながら、元同僚の雄二さんを
一途に想い続けるという五重生活を8年間続けた後、離婚。




ちなみに、離婚後も住所は変わっておらず、独身時代に洋子嬢自身が
購入したマンションに、現在も住んでいることが推察される。
(部屋をかなり改造しているようなので、賃貸ではなく、分譲。)




現在も事故の後遺症は残っており、お風呂やトイレは不自由。
激しい運動もできない。にもかかわらずプロポーション維持の
ためのトレーニングだけは欠かさない。




現在は「年齢的にそこまで活発でも無く、出会いもない。
間違いメールすら運命だと思ってしまう程、淋しい現状」な模様。
雄二さんとは未だに連絡が取れていないが、おそらく友人の
斉藤さんがメルアドの伝達をミスしただけと思われるので、
彼女の想いは近い内に雄二さんに伝わるだろう。


(雄二さんがどういう反応をするかまでは、正直、読めない。)







うん。迷惑メールながら面白い(笑)。昼ドラみたいな展開ですね。
でも、冷静に考えてみて、この洋子なる女性に萌える男性って、
どんなヤシなんでしょうか。




Say Hello to Max Weber! は、最後まで洋子さんを見守り続けます。
あと5日だけですが(笑)。










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