ひとりごと
〜2005.October〜

晴天の日比谷野音で しゃぼんの玉をみていた

(スパルタローカルズ「ヒビヤ」より)



10.19 wed.

気がつけば、あれから、もう5年もの月日が経ったのですね。



SPEEDが解散してから。



西鉄バスジャック事件が起きてから。



2000円札の発行が始まってから。



さいたまスーパーアリーナが開業してから。



KDDとDDIが合併して、KDDIになってから。



東京の私鉄にパスネットが導入されてから。



田中康夫が長野県知事になってから。



都営大江戸線が開通してから。






あれから5年の月日が経ちました。






気がつけば、Eriko with Crunchすら跡形なく消えていました。



「少年の凶悪犯罪は、増加の一途をたどっている」という
ガセ情報は、増加の一途をたどっています。



日本人の大多数は、紫式部よりも、
ヒグたん萌え
だったことが証明されました。



さいたまは、いつの間にかヨン様と氷川きよしと
ジョン・レノンの聖地と化してしまいました。



KDDIはTU-KAまで吸収し、KDTU-KADIという、
ハワイ語みたいな名前になろうとしています。



ペンギンがICカードを使う時代になりました。



長野県は信州県になり、政権与党は
「チーム、ニッポーン!」になりました。



これからはエイトライナーの時代です。






かの中島みゆき嬢は申しました。



5年かければ 人は貌だちも変わる
ましてや男 ましてや他人
今日もトーキョー迷子




しかし、5年の歳月に、変わらないものもございます。






Say Hello to Max Weber! は、6年目も細く長く、
低加水率の粉落とし麺のごとくやってまいりますので、
今年もご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。








10.6 thu.

自分が「鉄ちゃん」といえるのかどうかは自分には分からないけれど、
確かに東京メトロと、JR鹿児島本線、中央線、常磐線、東武伊勢崎線、
つくばエクスプレスのことに関しては、他人よりも少しばかり詳しい、
ということは認めます。




でも、実は上記以外の路線については、ほとんど何も知らないに等しいのが
実情です。さすがに乗ったことのない通勤路線のことまでは分からんよ。




でも、乗ったことはない、あるいはほとんど乗る機会もないけれど、
何となく好きな路線、乗ってみたい路線は存在しています。
JR五能線(青森)を筆頭に、可部線(広島)、花輪線(岩手)などなど。




まあ普段、東京のド真ん中に住んでいるだけに(しかも地方出身なので)、
田舎の廃れたローカル線に憧れるのは無理もない(?)ことなのですが、
中には都会の中を走る路線なのに、妙に旅情をそそられる路線と
いうのも存在しています。それが「京浜急行」です。




東京の中心部を出発し、港町ヨコハマを通って三浦半島へと至る
そのルートが何より旅行好きの心をくすぐるのだと思うのですが、
それ以外にもこの路線、変なところで鉄道ファンへの
サービス精神が旺盛なのです。




例えば車両の色が真っ赤だったり、通勤列車で120km/hというとんでもない
スピードを出したり、並行する東海道本線にJRの列車が走ってる時は、
「運転手の遊び心で」いつもよりスピード出して追い抜いたりすることも。




何より面白いのが、通称「ドレミファインバータ」。これは発車時の
モーター音が、「ドレミファ音階」になっているというシロモノ。
しかも、これも「技術陣の遊び心で」無理矢理こういう音に
しているという…なんてマニアに優しい鉄道会社なんでしょ(笑)。







そんな感じで手軽に旅の楽しみが味わえる京浜急行は、昔から
よく歌のテーマになってきました。ざっと挙げてみると…



I CAME FROM 横須賀 /山口百恵
(♪横須賀から汐入 追浜 金沢八景 金沢文庫、
潮風の中走っていくの 赤い電車は白い線…)



水とテクノクラート /キリンジ
(♪雨足よりはやく海へ向かうぼくは 赤い京急に乗って三崎へ…)



夜のヴィブラートKQ仕様 /クレイジーケンバンド
(♪京浜急行ってなんだかイイネ! 唐辛子見たくレッドホットで、
やんちゃで、東洋一のファンキーなソウル・トレインだ是!)



京浜急行VVVF〜完全版 /MOTER MAN
(♪只今、隣りを走ります緑とオレンジの電車をかわして
この電車が先頭に躍り出ております…)




後ろの2曲は置いとくとして(笑)、結局何がいいたいかというと、
くるりの新曲「赤い電車」がカッコいいですね、ってことが
言いたかったのです。




「♪赤い電車は 羽田から僕らを乗せてひとっ飛び」とか、
「♪赤い電車は唄いだす ファソラシドレミファソー」とか、
ホント素敵。マニア心が分かっていらっしゃる。


(ちなみにボーカルの岸田氏は、鉄道雑誌に連載を持つほどのマニア。
モーター音で車両を判別できるほどの腕前(耳?)の持ち主らしい)




三崎口から品川まで、運転席からの車窓が早回しされるビデオも秀逸。
終点到着後、きちんと引込み線に入っていくところまで撮られている
あたりにも、マニア魂を感じます。こういうどーでもいいところに
萌えてしまうのが、鉄ちゃんの鉄ちゃんたる宿命なのです(笑)。







「…何だ、結局、茶有も鉄ヲタなんじゃん」とか言わないでくださいね。
本物の鉄ちゃんに対して失礼になります。それはドラえもんが好きな
小学生を「アニメオタク」と、もしくは「ときメモ」しかやったこと
ない人を「ギャルゲーヲタ」と呼んでるのと同じようなモンなので(笑)。




ウチもまだまだ修行が足りんです。
これ以上、修行するつもりもないけれど(笑)。







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